とある金融機関さんの講習会に出席したのですが、
お恥ずかしい話、あまりにもわからない単語だらけで……
舟をこいでしまいました。
もっと日本語で話してくれよと思いながらも、
今の時代の経営者としてマズいのかなと反省し、
一応、単語検索だけはしてみようかなと思います。
いきなり表題から……
・サステナビリティ:自然環境や社会,健康,経済などが将来にわたって、現在の価値を失うことなく続くことを目指す考え方
講師の肩書もわからん……
・CIO:「最高情報責任者」企業の情報戦略を統括し、社内のシステムや情報管理など、情報部門を管轄する役職
・PROLOGUE:本筋の展開に先だつ前置きの部分
・VISION:将来の構想
・IMF:「国際通貨基金」国際連合(国連)の専門機関で、通貨と為替の安定化を目的としている
・為替:現金を直接支払わずに支払いをすること、海外のお金を交換すること
・日経平均採用銘柄:日本経済新聞社が算出している株価、日本を代表する企業225社の株価集合体
・ファンド:「投資信託」投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資,運用する商品
・JASDAQ,マザーズ:東京証券取引所が運営していた日本の株式市場、現在は市場区分を3つに再編
プライム市場:東証一部に代わる市場、グローバルな大企業が上場する
スタンダード市場:プライム市場上場企業に次ぐ規模,実績を誇る企業が上場する市場
グロース市場:高い成長性を持つ企業が上場する市場
・TOPIX:「東証株価指数」1968年1月4日の東京証券取引所で記録された「時価総額8兆6,020億5,695万1,154円」を基準指数100として、それ以降の時価総額を指数化したもの
・時価総額:ある日の終値を利用して、企業の株式または市場全体を評価した額のこと
・NISA:個人の資産形成を応援する税金の優遇制度
・デフレ:物やサービスの値段が下がり、お金の価値が上がる状態
・PBR:「株価純資産倍率」会社の純資産と発行済み株式の時価の差を評価し、現在の株価が割安か割高かを調べる際に用いられる
・M&A:企業の合併,買収
・MBO:現経営陣が株式を買い取って経営権を取得すること
・TOB:上場企業の発行する株式を通常の市場売買でなく、あらかじめ買い取る期間,株数,価格を提示し、市場外で一括して買い付けること
・外部不経済:ある企業や消費者の消費活動が、市場取引によらず第三者に不利益,損害をもたらすこと
・インクルーシブ:「包摂的」さまざまな背景を持つあらゆる人が排除されないこと
・ステークホルダー:企業に対して利害関係を持つ人、株主,社員,顧客だけでなく地域社会までをも含めていう場合が多い
・イノベーション:新しい考え方や技術によって、これまでにない新しい価値を創造し、社会の変革をもたらすこと
・マネジメント:組織に成果を上げさせるための道具,機能,機関
・ターミナルケア:「終末期ケア」無理な延命治療を行わず、人間らしく最期を迎えることを支えるための医療やケア
・ESG投資:従来の財務情報だけでなく、環境,社会,ガバナンス要素も考慮した投資のこと
・ガバナンス:健全な企業運営を行う上で必要な管理体制の構築や企業の内部を統治すること
・ダイベストメント:投資している株や債券といった金融資産を手放すこと
・インベストメント:投資,出資
・投資:将来の収益を期待して資金を支出すること
・出資:資金や資本を出すこと
・ポートフォリオ:投資家が保有する金融資産の一覧表
・NGO:非政府組織、平和,人権問題などで国際的な活動を行っている非営利の民間協力組織
・インデックス投資:市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法
・インパクト投資:社会的リターンと経済的リターンを狙う投資
・コミットメント:結果を約束する
・サーキュラエコノミー:「循環経済」あらゆる段階で資源の効率的,循環的な利用を図りつつ、付加価値の最大化を目指す社会経済システム
・リニアエコノミー:大量生産,大量消費,大量廃棄が一方向に進む線形経済
・IoT:コンピュータなどの情報,通信機器だけでなく、様々な物体に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御,遠隔計測などを行うこと
・DX:企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス,ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織,プロセス,企業文化,風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
・AI:「人工知能」人を見分けたり文章を他の言語に翻訳したりといった、かつては人間にしかできないと思われていた知的な推論,判断をするコンピュータープログラムのこと
・フィンテック:金融サービスと情報技術を結びつけた、さまざまな革新的な動きのこと
・ロジック:論理,議論の筋道
・アウトカム:結果や成果
・KPI:「重要業績評価指標」中間目標を意味し、あくまでゴールに向かうプロセスの目標数値
・プロセス:物事を進める手順
・サステナブル:持続する
・LTV:「顧客生涯価値」ある顧客が自社の利用を開始してから終了するまでの期間に、自社がその顧客からどれだけの利益を得ることができるのかを表す指標
・IRR:「内部収益率」お金の時間的な価値を考慮して計算した利回り
・MVV:ミッション,ビジョン,バリューの略語、使命,理念,行動指針
・Well-being:すべてが満たされた状態かつ継続性のある幸福
・ASV:「先進安全自動車」先進技術を利用してドライバーの認知,判断,操作をサポートし、安全を支援するシステムを搭載した自動車
・ROE:「自己資本利益率」自己資本で、どれだけ利益をあげることができたかを測定する指標
・ROIC:「投下資本利益率」企業と債権者から調達したお金で、どれだけ利益をあげることができたかを測定する指標
・オーガニック成長率:本質的な社内資源による収益(売上高)の成長を表す指標
・EBITDAマージン:減価償却費の影響を除いた本業の収益力を測定する指標
・FY:会計年度
・コミットメント:公約
・エンゲージメントスコア:社員の愛着心を数値化すること
・EPS:1株当たりの純利益
・レシピ:とっておきの手段
・ウェルネス:毎日をよりよく生きるための健康維持,増進に向けた生活態度全般
・ソリューション:解決,解答
・TSR:「株主総利回り」キャピタルゲインと配当を合わせた株主にとっての総合投資利回り
・キャピタルゲイン:不動産や有価証券などの値上りによる利益
・パフォーマンス:行為,性能
・パラダイム:特定の時代や分野において支配的な規範となる物の見方や捉え方
・GDP:「国内総生産」国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含まない
・GNP:「国民総生産」国内に限らず、日本企業の海外支店等の所得も含んでいる
・SNS:インターネット上で個人が繋がれるサービス
・Eコマース:電子的に行われる取引のこと
・ベンチャー:革新的な事業,サービスを展開する新興企業
フリードマン・ドクトリンとパーパス経営
企業の社会的責任は、ルールの範囲内で利益を増やすことだ。
(1962年 フリードマン)
企業とは社会的課題を、商業的手段で解決する存在である。
(2010年以降 コリン・メイヤー)
企業は利益を上げねばならないという点は同じでも、利益の定義が違う。
フリードマンは、環境や従業員の待遇を犠牲にしたうえでの利益も正当だとしたが、誰かを犠牲にしたり、富の創造ではなく富の移転を招いたりする利益を正当とすべきではない。
全ての人を豊かにするような活動と結びついた利益が正当なものである。
渋沢栄一「論語と算盤」
正しくて道理のあること(=論語:孔子とその高弟の言行を記録した書物)と、企業が利潤を求めて活動すること(=算盤)は一致する
あらゆる企業活動は暴利を貪るのではなく、広く社会の利益に資するものでなければいけない。
二宮尊徳「道徳(良心に従って生きる基準)なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」
フゥ……