日本人の武士道精神は、素晴らしい思う。
水戸黄門とか今風の時代劇小説が大好きで、
勢いよく買ったトマピケティの「21世紀の資本」は全然進んでいないのに、
浅田次郎さんの「一路」という参勤交代の話は、あっという間に読んでしまった。
その中の一文、
「武士の面目は多聞他目にあらず、常に自聞自目に恥ずることなきよう生きよ」
なかなか難しいが、そう生きれればと思う。
悪者の最後も、潔いではないか。
俳優の藤岡 弘氏は、あるインタビューで次のように語っている。
「今の日本人、とりわけ若者たちに何が欠けているのかと考えると、先達が残してくれた
偉大なる精神文化・武士道こそが欠けているのではないかと思います。
『武士道』とは、己を自己管理するための精神的・肉体的修行です。
自己を管理するためにはまず、自己発見の旅に出る必要があります。
それは、自分の目の前にあるどんな些細な出来事にも、
ひとつひとつ真摯に取り組んでいく姿勢です。
マニュアルなど存在しません。他力本願。そんな逃げ道も皆無です。
やがてその修行は、自己分析の旅ヘと広がっていきます。
己の足りないところ、弱いところが見えてきます。
『武士道』は己の心身を強化し、我慢を重ね、調和をはかり、
そして弱いものを守るための修行なのです」
野武士のような、昔の上司に言われた一言。
「自分の刀はいつでも研いておけ。いざ戦う時に刀が錆付いていたら戦えないでしょ」