中学時代の担任の先生のお宅の台所の水漏れを修理した。
「の」が多い。
大変お世話になった先生で、ボンタンを没収されたこともある。
社会の先生で、授業は眠くなってしまう。
黒板にたくさん字を書くので、ノートに写すのが面倒くさかった。
うっかり意識が遠のくと、消されて次の事が書かれてしまう。
眼鏡をかけて、髪の毛はグレー。
硬派なオッサン先生で、みんな大好きだった。
先生を中心に、クラスはとてもよくまとまっていた。
不安定な時期を頼れる先生だった。
自分の弱みを知ってくれていた。
今考えると、怒られたことは、貴重なアドバイスだった。
自分が高校生の時に、若くして亡くなってしまった。
その奥様からの依頼である。
こんな近所に、いらっしゃるとは思わなかった。
自宅でも、よく僕の話をしてくれていたらしく、奥様も名前を憶えていてくれた。
先生に返せなかった恩を、返せる機会を与えてくれた。