「なぜ生きる」という古本を、58円で買った。
親鸞(しんらん)聖人の教えを説いた本だ。
「なぜ生きているか」というと、「人生の目的」を達成するためである。
「目標」に到達した満足感は一時的で、やがて単なる記憶に変色する。
それに対して「人生の目的」を達成した満足は
「色あせること」も「薄れること」もないところが全く違う。
「目標」だけを追い続ける一生は、「目標」にたどり着けば、
「自分は達成した」という一時的満足はあっても
時間と共に薄れ、またスタート地点に逆戻り。
「今度こそ」と、さらなる苦労が始まる。
一点の周りをグルグル回るのみで、
「人間に生まれてよかった」という、生命の歓喜は永久にない。
苦悩の根元は、「無明の闇」である。
「無明の闇」とは、「死んだらどうなるか分からない、死後に暗い心」をいう。
普段は考えないようにしてごまかしているが、一日生きれば一日死に近づいている。
100%落ちる飛行機に乗る者はいないが、
我々はそんな飛行機に乗っているのだ。
人生の目的は、
「苦しみの波の絶えない人生の海を、
明るくわたす大船に乗り、未来永遠の幸福に生きること」
一言でいえば、
「苦悩の根元である無明の闇が破られ、
“よくぞ人間に生まれたものぞ”と生命の大歓喜を得ること」
分かったような、分からんような・・・
次は話題の「21世紀の資本」を読んで、経済のお勉強。
5,500円もして600ページもあり、字が細かい。
寝る前に読むと、そのまま睡眠出来そう。